こんにちは。名古屋池下の公認会計士・税理士の澤田です。
私は公認会計士・税理士事務所を運営しているので、色々なお客さんがいます。年商数百万円の個人事業主の方から年商●●億円の会社まで。
当然、儲かっている方もいれば、まぁ赤字の方もいるわけです。
スタートアップに関して言えば、同じような時期に会社設立した会社でも一年経つとこれほどまでの差ができるんだな、というほど差が開いています。
年を重ねるごとに、自分が独立開業して時間が経つにつれて、1年間が過ぎる体感速度が加速度的に早くなっている気がしますが、体感速度は別にしても、1年365日という時間だけは人間に平等に与えられているものです。
あっという間に過ぎ去る1年ですが、成果は大きく違うわけです。この差のつき方は何が主な原因なのかなと考えてみるとします。
伸びているスタートアップ企業の特徴
業績が良かったな、と個人的に思えるスタートアップの特徴を3つ列挙してみました。
・レスが早い
・社長の意思決定が早い
・謎の経費少なめ
完全に顧問会計士・税理士としての立場からの視点です。そして主観しかないのですが、多分あってます。
以下、それぞれの理由です。
1.レスが早い
業績がよいスタートアップは、たいていレスが早いです。とても速いので、todoが滞留することがありません。
税務上必要なことや会計上必要なことに対しても素早く対応していただけるので、ありがたいの一言です。
本業が忙しくて、税務や会計にまで手が回らないよーという方も多いと思いです。そうはいっても、今後は会計の数字をみて経営の意思決定をしていくわけで。顧問の会計士や税理士にも早めのレスをくださる経営者会社は良い感じに成長している傾向があります。
2.社長の意思決定が早い
レスポンスが早いのと似ていますが、意思決定が早いのも特徴です。
起業をすると、周りに沢山の人がやってきます。
お金を出すよ、良い人がいるから紹介するよ。
経営者仲間も沢山増えます。
周囲の人の意見に惑わされず、自分自身で意思決定をしっかりとしている、そしてその意思決定をするまでの時間が早い。そんな印象です。
周りの人は、様々な立場で意見を行ってきます。好き勝手に言っていると言っても過言ではないかもしれません。その中で、その時点において最適な方法を選択できる経営者の姿勢が1年後の決算書に現れているのかなとも思えます。
3.謎の経費少なめ
顧問としてお客様の記帳のチェックを行わせていただいています。
摘要欄をみると、どうも理解できない経費が多少はでてきます。
この多少の程度が、伸びてるスタートアップとそうではない企業には違いがあるなと。
言わずもがな、伸びているスタートアップは謎の経費少なめです。
本業に必要な経費や本業に必要な接待交際費のみが計上されている印象です。
飲み食いも仕事のうちだと主張するのは結構です。業種によって様々ですが付き合いはありますから。
重要なのはそれが仕事、つまり売上に繋がっているかという点です。
3万円の接待交際費を使うことで、1000万円の仕事を獲得できるのであれば、じゃんじゃん接待すればよいと思います。7万円の仕事にしかならないのであれば、その接待交際費は本当に必要?とご自身の活動を顧みてください…
稼ぎ方のコツをつかみ始めている
いい感じで事業が進んでいるスタートアップは、稼ぎ方のコツ?自分たちの事業の強みをしっかりと把握し、それを市場に訴求する能力を身に着け始めているのも特徴です。
自分たちの特徴はコレ!と思って会社を設立するわけですが、実際に市場から求められているニーズとは往々にしてズレています。このズレに気がつき、市場ニーズに修正しているスタートアップが売上を伸ばしている印象です。
起業当初のアイディアに拘りすぎていないとでもいいましょうか。
まとめ
顧問会計士・税理士の立場から見た伸びているスタートアップの特徴でした。
まじめに事業に取り組んでいる企業は伸びている、世間が通常に考えているのと同じような結論で申し訳ありませんが、会計士・税理士の立場からもその通りだと思います。
とにかく頑張る!やってダメならその時考えるというスタンスが良いのかなと思います。
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