こんにちは。名古屋池下の公認会計士・税理士の澤田です。
個人事業主として続けるのか法人化するか?
簡単なようで実は結構奥深い質問/問題です。
法人には信用力がある
一般的には法人の方が信用力がある!と言われています。
確かに個人よりも法人の方が組織的に事業運営をしているように見えるため法人の方が対外的な信用力があるように見えます。長期的な目線で見れば、その通りでしょう。
信用力があるはずなのに…
短期的に考えてみた場合は、いかがでしょうか。
法人設立して、まず困ることは金融機関の口座がすぐに(ここでは数時間の意味)は開設できないことです。個人の場合は、金融機関の窓口で口座を作りたいですとお願いすれば作ることができますが、法人の場合は審査等に非常に時間がかかるのです。
ネットバンクでも楽天やPayPay銀行は会社案内やホームページが必要書類として掲げられています。
短期的な目で見ると、法人の設立、それ自体は簡単にできますが、金融機関の口座を開設する等の事業運営の基盤となる部分で躓いたりします。
クレジットカードも同様です。個人の場合は年会費無料のクレジットカードは探せばでてきますが、法人の場合は年会費無料のクレジットカードは多くありません。審査も個人よりも厳しいです。
まとめ
長期的な目で見れば、一般的に言われているように法人の方が個人事業主よりも信用力があると思います。
ただ、超短期的な目で見ると設立直後の法人には信用力がゼロに近しいケースもあるのです。つまり、信用力というのは時間とともに蓄積するものであり、一朝一夕では作り上げることができないものということです。
信用力は、何年間もかけて積み上げる類のものであるとすると、法人化をしたい気持ちがあるのであれば1日でも早く法人設立したほうがよろしいのではないでしょうか(決算書も個人と法人で別々ですし、法律上は公私混同がなくなる)。
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