記帳は毎月、少なくとも3か月に1度、年に1度はNG

こんにちは。名古屋池下の公認会計士・税理士の澤田です。

今日は記帳の大切さについて。

某クラウドのfr○○会計ソフトを利用すると、会計素人も、AIが仕訳ができるので簡単に確定申告できます!といった広告を目にすることが多いです。

会計の知識がない方には、この広告、非常に魅力的なようです。確かに、税理士要らずで記帳ができればいいですよね。この広告が原因かは定かではありませんが、決算まで仕訳を1本もいれていない会社や個人事業主の方が非常に多い。

つまり、年度末に急いで領収書を集めて、それらしい決算書を作成する。なんとなく税金を申告するという流れになります。

個人事業主であれば、まだ許しましょう。法人で、これはさすがに厳しいです。

特にコロナ融資や助成金のために突然試算表が必要ですや、確定申告をしたいですという声には個人的には違和感を感じてしまいます。

毎月記帳する

毎月記帳しましょう。

なぜ?めんどうなんですけど。という声が聞こえてきます。

逆にこちらからすると、なぜ毎月記帳しないのでしょうか?と言い返したいです。

毎月記帳することで、会社の経営状態をタイムリーに把握することができます。タイムリーに数字を把握できるということは、会社経営に役立てることができる、ということです。

売上が伸びていれば、その要因を把握し、経営リソースを厚めにする。

経費が増えていれば、その要因を把握し、経費削減余地がないか検討する。

等々、経営数字を把握しているからこそ、会社が現在直面している事実と真摯にタイムリーに向き合うことが可能となります。

2020年4月時点での、コロナ危機の際にも毎月記帳をしていれば、金融機関へ試算表をタイムリーに提出することが可能です。

毎月記帳することで、経費の漏れも少なくなるはずです。

当然、皆さんが大好きな節税対策をする時間も多分に捻出できます。

ご存じない方も多いので念のため繰り返しますが、節税対策には時間がかかります。

少なくとも3か月に1度記帳する

毎月は面倒だ。

3か月に1回でもいいですか?と言われることもあります。

本当はダメですが、まぁ、いいでしょう。でも、最低3か月に1回です。

3か月前のレシートをみて、どこで何をしていたか、詳細に思い出すことができますか?

思い出せるものもあれば、思い出せないものもあるでしょう。人間そんなものです。1か月前の話ですら曖昧になるのが人間です。

とすると、3か月に1度記帳するとなると、あやふやな記憶の中を頼りに記帳作業をしなければなりません。思い出すという作業が多くなるため、毎月記帳をするよりも頭を使います。なにより苦手な作業なので先に進みません。

また、3か月前の試算表を見たところで、3か月前の思い出に若干浸るだけです。その試算表が経営に役立つとは、会計士の立場からは全く思えません。今の世の中、3か月も経過すれば環境は激変しています。

だれが1月末にコロナで東京に緊急事態宣言が出されると予想していたでしょうか。

と考えると、毎月記帳する方がメリットがあると思いませんか?

繰り返しますと、毎月記帳することで、

会社の経営状態をタイムリーに把握することができます。タイムリーに数字を把握できるということは、会社経営に役立てることができる、ということです。売上が伸びていれば、その要因を把握し、経営リソースを厚めにする。

経費が増えていれば、その要因を把握し、経費削減余地がないか検討する。

等々、経営数字を把握しているからこそ、会社が現在直面している事実と真摯にタイムリーに向き合うことが可能となります。

1年分まとめての記帳

これに関しては基本的にコメントはありません。

freeeを使われている方の多くは、経費が二重で登録されています。

当然、会計期間1年を経過した後なので、節税対策はできません。

1年分まとめて記帳の方の方が節税に対する意欲は強いイメージはありますが…できませんからね。

1年分まとめて記帳すると、とにかく大変。忙しい。曖昧な記憶の中で作業をする必要がある。

出来上がった決算書をみると、ほほぉ。そんな感じか、となるだけです。とにかく申告期限内に納税ができるようにしましょう。それが一番です。

可能であれば3か月に1度、できれば1か月に1回は記帳する習慣がつくと良いです。

記帳をすることで、経営者らしくなれる

年1回の記帳をする方には、税理士報酬が高いとおっしゃる経営者の方も多いですが、決算書・試算表であっても、毎月記帳し、翌月前半には出来上がる試算表と、数か月後に出来上がる試算表では全く意味合いが異なります。

翌月に出来上がる試算表を活用することでビジネスに役立てることが可能です。

どんぶり勘定での経営も、うまくいっている間はそれでいいと思います。感覚も大事です。

ただ、数字も使った経営判断ができる社長って、カッコよくないですか?感覚に頼らない経営者が僕個人としては好きです。経営は数字だけでは判断できない部分も多いですが、数字で解決できる部分、数字により解像度が上がる部分も多くの割合を占めています。

まとめ

確定申告の法定申告期限がやっと終わりました。2020年は4月16日まで。

会社経営者の方やフリーランスの方、全ての方が数字に強いとは限りません。数字に強くなくても事業を運営するには、数字と向き合う必要があります。数字から目を背けて経営するのは不可能ですから。

そうであれば、しっかりと記帳する。少しずつでも良いので勉強をしていく。

専門家の力を借りる等をしてみてはいかがでしょうか。世の中どんぶり勘定があまりにも多いことに驚いているのが本音です。もう少し意味のある数字を根拠に確かな経営判断を下してほしいです。

数字の重要さに、経営者自身が気がつかない限りは、【しっかりとやる】、記帳を毎月するという意識を身に着けることは容易ではないかもしれませんが。

ただ、数字を根拠に経営をしている経営者はコロナの【前】に融資を実行しています。金融機関が混雑する前に、世の中があたふたする前に、資金調達を完了させているのです。

これはVCからの資金調達も同じです。金額提示が出たのであれば、契約まで持っていく。契約までの間に予期せぬ事象(まさに今回のコロナ)が起こる可能性は十分あります。

早く、確実に、数字に基づいた経営判断をより多くの経営者にしていただきたいです。

それが無理な方は、社外CFO財務コンサルティングへお申し込みください。

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愛知県名古屋市を中心に活動している池下・覚王山の公認会計士・税理士澤田憲幸です。
創業間もないベンチャー企業やフリーランスの方のサポートに特に力をいれています。
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はじめまして。愛知県名古屋市池下の公認会計士・税理士澤田憲幸です。

起業支援、事業承継対策、中小企業のM&Aや組織再編を得意としています。

会社設立直後で税金・会計・財務まで手が回らない経営者の方、今の顧問税理士にご不満のある方、事業承継対策に悩んでいる方、M&Aの話を金融機関等から提案されたが得な話か損する話か判断ができない方は一度ご相談ください。

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