平成30年の年末調整で提出すべき書類は3つ!

こんにちは。名古屋池下の公認会計士・税理士の澤田です。

年末調整の季節が近づいてきました。

年に1度しか行われない、年末調整。今年は例年とは少し雰囲気が違うので戸惑わないように注意が必要です。

年末調整はいつやるの?

年末調整は、その年の(今年であれば2018年)の最後に給与等を支払うときに行うのが一般的です。

今回の年末調整で提出が必要な書類は3枚

今回の年末調整で提出が必要な書類は3枚です。

例年は2枚「(1)給与所得者の扶養控除等申告書と(2)給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」であったのが3枚に増えました。

今回から提出べき書類は次の3種類です。

1.給与所得者の扶養控除等申告書

2.給与所得者の配偶者控除等申告書

3.給与所得者の保険料控除申告書

例年は保険料と配偶者特別控除が一枚の書類に記載すればよかったものが、今回からは別々の紙に記載するようになったため、2枚から3枚に増えています。

記載する内容は、基本的には例年と大幅には変わりません。

1.給与所得者の扶養控除等申告書

給与の支給を受ける給与所得者は、その年の最初の給与等の支払いを受ける日の前日までに扶養控除等申告書を提出することになっています。

扶養控除等申告書を提出していない人については、毎月の給与の支払いの際の源泉徴収が、通常よりも高額な税額で行われます。

1か所からしか給与の支給を受けていなくても、2か所以上から給与等の支払いを受けている人と同じように取り扱われてしまいます。

配偶者がいる場合には配偶者との続柄、個人番号、2019年の所得の見積額や住所等を記載します。住民税に関する事項として、16歳未満の扶養親族についても記載するのが特徴的です。

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/annai/1648_01.htm

【ブランクフォームです。入力用はPDFに直接入力が可能です】

平成31年(2019年)分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書(PDF/590KB)

平成31年(2019年)分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書_入力用(PDF/615KB)

平成30年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書(PDF/470KB)

平成30年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書_入力用(PDF/821KB)

2.給与所得者の配偶者控除等申告書

これは、「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」が独立して、「給与所得者の配偶者控除等申告書」になりました。

年末調整時に、配偶者控除や配偶者特別控除の適用を受けるために必要な書類です。

配偶者控除等申告書の提出がなければ、年末調整で配偶者控除や配偶者特別控除を受けることができないので注意が必要です。

配偶者控除の控除額が給与所得者の所得金額に応じて控除額が異なるように税制改正がありました。そのため、配偶者控除等申告書が独立したのです。

ちなみに、給与所得者の合計所得金額が1000万円を超える場合は、配偶者控除の適用はありません。

平成30年分給与所得者の配偶者控除等申告書(PDF/674KB)

平成30年分給与所得者の配偶者控除等申告書_入力用(PDF/403KB)

所得金額の見積額を計算する必要があり、この所得の見積額によって配偶者控除等の金額が変わる(⁼納税額に影響がある!!)ので注意が必要です。

3.給与所得者の保険料控除申告書

保険料控除申告書は、給与所得者が加入している保険について記載すればOKです。

10月頃から加入している保険会社から、証明書類が送られてくると思います。

そちらに基づいて記載していきます。

給与所得者の保険料控除申告書については、記載を求められている事項が従来と同様ですので、証明書類を見ながら転記します。

平成30年分給与所得者の保険料控除申告書(PDF/808KB)

平成30年分給与所得者の保険料控除申告書_入力用(PDF/309KB)

まとめ

今年から提出べき書類が3枚になりました。

とはいえ、記載が求めらえている事項は大きく変更はありません。

配偶者控除と配偶者特別控除に関する税制改正があったため、その部分だけ少しややこしくなったかなという印象です。

年末調整は、サラリーマンにとっての確定申告です!たかが年末調整と思わずに、「しっかりと」、「早めに」取り組むことにしましょう!

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愛知県名古屋市を中心に活動している池下・覚王山の公認会計士・税理士澤田憲幸です。
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起業支援、事業承継対策、中小企業のM&Aや組織再編を得意としています。

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