今日のツイート。
顧問契約してる士業のアドバイスはアドバイスであって、結局それをやるかどうかは経営者が決めることなんだよな。
〇〇対策の場合はやらないを選択する=現状維持を選ぶことなわけですが、その判断をするのが経営者の仕事。
我々は選択肢とリスクとリターンの説明するのが主な仕事。
— 名古屋の澤田公認会計士・税理士事務所 (@norio0625) April 7, 2022
アドバイスはアドバイスです。
経営者さんにはない物事の視点、方法論、それらのメリット・デメリットを適切なタイミングでアドバイスする。これが各士業と顧問契約/コンサルティング契約を締結する最大のメリットです。
弁護士は弁護士としての立場から、司法書士は司法書士としての立場から、そして私は公認会計士・税理士としての立場からアドバイスをしています。
弁護士・司法書士・公認会計士・税理士のアドバイスが異なるケースもありうる。どのアドバイスが良くて、どのアドバイスがダメなのかの回答は存在しないはず。もちろん全ての士業のアドバイスが一致するケースも多いですが、その場合はそれに従えばよいです。問題は一致しない場合。各士業がそれぞれの立場から、それぞれの経験・知識に基づいてコメントしているから全て間違いではないです。
その中から、自社に最適な最適解を見つけ、選択すること、これが経営者としての役割だと思います。言い換えれば、我々はアドバイスはしますが、決定は経営者がすべきということです。
資金調達の場面で言えば、金融機関から借入をするもよし、第三者割当による増資をするもよし。それぞれメリット・デメリットがあるため、それらを勘案してどの方法で調達するかは経営者の判断になります。どの方法がいいか?という話になれば、税理士・公認会計士の立場からは、借入は利息を支払う必要があるが、増資の場合は利息は不要だがキャピタルゲインをXXXといった初歩的な説明から開始することになります。
借入したらいいですか?増資したらいいですか?どうしたらいいですか?
と聞かれることも多いです。どうしたらいいか、、、と言われても、アレコレあるがどうしたいの?とまず聞き返します。このケースでは質問者の頭の中が整理できていないケースが多いので頭の整理からお付き合いします。頭の整理ができたら、そこから先は経営判断です。
直ぐにお金を貸してくれる金融機関があれば声をかけてみるのもよいですし、増資に応じてくれるキャッシュリッチさんがいればその方に声をかけてみるのもよろしいかと思います。金融機関からNGがでれば、他の方法を検討することになるだけです。いくつかの選択肢を同時並行で検討するのもよいでしょう。
この場合、我々のアドバイスとしては両方に興味があるのであれば同時にしてみてはいかがでしょうか?等といったものになります。これには理由があり、借入も増資も、多くのケースでは即日決定するものではないからです。数か月後に断られた場合はキャッシュポジションが数か月前に比べて悪化している可能性も高いです。リスクヘッジをしながら経営するためには並行して進めるのが良いのではないかということになります。もちろん、借入だけの話を進めるでもいいですし、増資だけしか検討しないでも構いません。それが経営判断です。
どんな小さな会社であっても経営者は経営者。大企業の経営者も経営者です。経営者は会社を前進させることが仕事です。それは資金調達を成功させるでも良し、営業して売上を上げるでもよし、Cashは会社の血液?といった言葉を本で読んだことがある気がしますが、その通りでしょう。とにかく前に事業を進める。不安との戦いだと思いますが、それに打ち勝ってこそではないのでしょうか。
専門家として有益なアドバイスを提供し続けられるように、自己研鑽に励むとしよう。
昨日の通りクライアントの成長が一番喜ばしいですからね。
公認会計士・税理士澤田憲幸に問い合わせしてみる
起業支援、事業承継対策、中小企業のM&Aや組織再編を得意としています。
会社設立直後で税金・会計・財務まで手が回らない経営者の方、今の顧問税理士にご不満のある方、事業承継対策に悩んでいる方、M&Aの話を金融機関等から提案されたが得な話か損する話か判断ができない方は一度ご相談ください。
税務・財務の知識の有無で経営判断は大きく変わってきます。
澤田公認会計士・税理士事務所が貴社のブレインとなって全面的にサポートさせていただきます。