働き方改革というワードが出てくるように、日本の社会における労働の種類は多様化してきています。
最近、よく耳にするようになった、”フリーランス”という単語。
フリーランスとして働いていますといわれてもサラリーマンとの違いがわからない方も多いのではないでしょうか。
そもそもサラリーマンって?
Wikipediaには次のように記載されています。
サラリーマン(英: office worker / 和製英語: Salaryman)とは、日本における会社員(正規雇用)を現わす用語で、民間企業に勤める給与所得者のうち、役員や専門職(医師・弁護士など)を除いた者である。通常はホワイトカラーの職務に就いている男性に対して使われ、女性の場合には「OL」という用語があてられる。また、国語辞典にはサラリーマンを、「給料で生計を立てている人」・「給料取り」・「勤め人」などと解説している例もある。
サラリーマンは和製英語なのです。英語ではoffice workerと呼ぶらしいです。いわゆる会社勤めの方のことをサラリーマンと呼ぶようです。
サラリーマンの特徴
- サリーマンは会社と時間的・場所的な拘束力のある雇用契約を締結しています。雇用関係があるというやつです。
- 時間的・場所的な拘束を受けている代わりに、設備や経費は会社が負担してくれます。
- 社会保険については会社とサラリーマンで労使折半です。
- 会社からの対価は、「給与」として受け取ります。
それじゃ、フリーランスって?
フリーランスは、いわゆる個人事業主のことです。
サラリーマンと同様にWikipediaをのぞいてみると、
フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。略してフリーと呼ばれる。企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。日本語では自由契約(ただし、プロスポーツでの選手契約を更新しないことを指す「自由契約」が有名なため、フリーランスを指して自由契約と呼ぶことはほとんどない)。一般的な職業分類では個人事業主や自由業に該当する。
特定の団体や組織には専従していない人のことのようです。仕事は企業からの仕事は雇用契約ではなく、請負で仕事をする人のことを呼ぶようです。
フリーランスの特徴
- 企業から仕事を請け負う、業務委託の契約を締結するケースが多いようです。
- 請負いのため、成果物の提出さえできればよいです。
- 時間的、場所的な制約は一切ありませんが、経費や設備は自分で用意する必要があります。
- 社会保険は全額自己負担です。
- 企業からの対価は、「売上」として受領します。
まとめ
サラリーマンは会社と雇用契約を締結し、フリーランスは業務委託契約を締結。
サラリーマンは会社から給与を受領し、フリーランスは売上を計上。
サラリーマンは会社の経費や設備を利用し、フリーランスは自分の経費や自分で用意した設備を利用。
サラリーマンは会社の指揮命令のもとで活動していますが、フリーランスは自分自身の裁量で活動します。
サラリーマンは労働者、フリーランスは個人事業主。
サラリーマンは給与から社会保険料等を差し引いたものが給与所得、フリーランスは売上から経費を差し引いたものが事業所得となります。
会社との契約の種類によって大きく手取り計算の方法が変わってきます。
サラリーマンからフリーランスになって売上がサラリーマン時代の手取りよりも多くなったとしても喜ぶのは時期尚早です。
フリーランスは経費のことも考える必要があります。計算方法が違うため、税金計算や手取り計算方法に大きな違いがあります。
フリーランスの方で、手取り計算の方法がわからない方は一度ご相談ください。
愛知県名古屋市の澤田公認会計士・税理士事務所
愛知県名古屋市を中心に活動している公認会計士・税理士澤田憲幸です。
中小企業のM&A、事業承継、スタートアップ支援を得意としています。
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会社設立直後で税金・会計・財務まで手が回らない経営者の方、今の顧問税理士にご不満のある方、事業承継対策に悩んでいる方、M&Aの話を金融機関等から提案されたが得な話か損する話か判断ができない方は一度ご相談ください。
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