マーケティング…会計士や税理士業界に身を置いている私からすると、やや聞きなれない言葉です。
マーケティングとは??!!
国語辞書には、マーケティングは次の言葉で解説されています。
顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに、販売促進努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動。
なるほど。マーケティングはいくつかの活動を組み合わせたものだということがわかりますね。
- 顧客ニーズを的確につかむ
- 製品計画を立てる
- 有利な販売経路を選ぶ
- 販売促進努力をする
- 需要の増加と新たな市場開発を図る
会計・税務業界に当てはめてみる
単にマーケティングと一言で表されている活動も、詳細にブレイクダウンしてみると5つの活動から成り立っていることがわかります。
一般的に士業でマーケティングについて浸透していないのは、マーケティングの重要性に気が付いていないからでしょう。
1.顧客ニーズを的確につかむ
→記帳代行や税金が複雑でわからないから、クライアントは税理士や会計士にお願いしないとできないだろう。待ってればお客さんもくるさ。
2.製品計画を立てる
→製品とかないしな…年に1回確定申告はしなければならないし、法人には年に1回決算がある。
3.有利な販売経路を選ぶ
→誰かが紹介してくれるさ。販売経路とか関係ないし。。
4.販売促進努力をする
→同上。
5.需要の増加と新たな市場開発を図る
→記帳代行と決算書の作成、税金の申告書を作成するだけじゃないの?
以上が、今までの会計事務所の仕事の取り方、いわゆるマーケティングに対する意識でした。
そのため、どの会計事務所も同じようなサービスを同じような価額で提供することになり、低価格ということでしたアピールすることができなくなってしまったのです。
今後の会計事務所のマーケティング戦略はどうするべきか…
どの会計事務所に仕事をお願いしても、決算書と申告書を作ってくれるだけで同じでしょ、と経営者の方から言われます。
会計事務所は経営者の方と最も接触回数が多い専門家す。
銀行であれば融資のタイミングでしか会わないですし、弁護士には毎月会うことはない。社労士に毎月会っても数字が強くないため、経営者の方からしても・社労士にとっても毎月会うほどの理由はない。
しかし、会計士や税理士であれば、契約には依りますが基本的には毎月経営者の方と前月の決算数値について会って話をするはずです。
つまり、会計事務所は経営者の方と一番距離が近いということ。
経営者と一番距離が近く、かつ、会社の財務体質も理解している。この会社と経営者についてすべて知っている会計事務所は、会社の強みも弱みもすべて把握しているはずです。仮に把握していない場合は顧問として失格でしょう。そのような存在にもかかわらず、決算書と申告書を作ってくれるだけの存在で良いのでしょうか。
会計事務所とは、経営者と一番近い存在で一緒に会社経営を盛り上げていく存在です。今までの会計事務所とは違ってクライアントファースト、殿様商売ではありません、積極的にアドバイスや提案をしていく提案型の事務所です等、昔からの存在する会計事務所とは一味違うんです!!というお客様から好かれる理由を1つでも多く持つことが会計事務所のマーケティングにつながるのではと考えています。
公認会計士・税理士澤田憲幸に問い合わせしてみる
起業支援、事業承継対策、中小企業のM&Aや組織再編を得意としています。
会社設立直後で税金・会計・財務まで手が回らない経営者の方、今の顧問税理士にご不満のある方、事業承継対策に悩んでいる方、M&Aの話を金融機関等から提案されたが得な話か損する話か判断ができない方は一度ご相談ください。
税務・財務の知識の有無で経営判断は大きく変わってきます。
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